パリ『伝統と先端と』展に出展中!~デジタル・リデザイン風師人形~

フランス・パリにて2016年2月2日~13日に開催されている『伝統と先端と~日本の地方の底力~』展に、北九州市代表として『風師人形』(かざしにんぎょう)を出展しています。

今回出展する『デジタル・リデザイン風師人形』は、“伝統的な素焼き人形の造形技術”に、三次元スキャニングやデジタル造形といった“最新のデジタル技術”を組み合わせ、新たにデザイン・制作されたものです。(2組4体)

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展示会パンフレット(表紙) 展示会パンフレット(北九州市部分の抜粋)
 

風師人形って何ですか?

北九州市門司地区に伝わる素焼き製の日本人形で、400年の歴史を持つ伝統工芸・博多人形の流れを汲みます。1950年代後半(昭和30年代)には、北九州市(当時の門司市)の門司港に寄港する外国船に贈る特産品として使われており、門司市と米国ノーフォーク市が姉妹都市提携を締結するきっかけにもなりました。

残念ながら現在は風師人形の造り手(人形師)が途絶えており、新たな作品が生み出されていませんが、人形の歴史を知る人から復活を望む声があがっています。


 

伝統的造形技術 + 最新デジタル技術 → ライフスタイルへの適合

オリジナルの人形は1950年代当時に制作された風師人形の作品『虫の音』で、現在は北九州市門司区長室に管理・保管されています。この『虫の音』は高さが数十センチあり比較的大きな人形ですが、デジタル・リデザイン版はデスクトップに飾ることが可能な15cm程度にスケールダウンしています。

伝統的な素焼き人形は優雅な形と繊細な彩色が魅力ですが、その大きさが現在のライフスタイルに合わなくなりつつあります。デジタル・リデザインにより、魅力的な人形がデスクトップサイズになれば、伝統工芸の楽しみ方の選択肢が広がります。

今回の展示会には、2名の博多人形師(HAKATA DO+所属:田中氏、野田氏)の協力を得て、オリジナル『虫の音』とは異なる彩色の人形を2組4種準備しました。フランス・パリの地で、どの人形に注目が集まるのか。これも新しいチャレンジです。

※『虫の音』は、少女がかぼちゃをくり抜いて作った「虫かご」から聞こえる虫の音を聴いている、という設定の人形です。

○D-Resize Kazashi 01-s ○D-Resize Kazashi 02-s

【写真】オリジナルとは異なる彩色のリデザイン版『虫の音』~博多人形師による彩色で新たな魅力が加わった


 

デジタル・リデザイン:どうやって造ったんですか?

(記事作成中:もうしばらくお待ち下さい)

虫の音・オリジナル1 虫の音・オリジナル2

【写真】オリジナル『虫の音』(北九州市門司区役所にて)


 

風師人形復活プロジェクトメンバー

・合同会社ひびくー
・北九州工業高等専門学校 機械工学科 滝本研究室
・HAKATA DO+(伝統工芸の新しい挑戦プロジェクトチーム)
・協力: 北九州市 産業経済局、門司区役所